イギリス牝馬GI「ハットトリック」達成の名牝ラシアンリズムが脚部不安を発症

【Racing Post】 現地時間6月24日、GI4勝の名牝Russian Rhythmが馬体に故障を発症していることが関係者から明らかにされた。ただし、このまま現役を引退するとの観測は否定されている。

 Russian Rhythmは、4歳緒戦となった5月15日のロッキンジS(英GI)を快勝後、当初向かうと見られていたロイヤルアスコットクイーンアンS(英GI)を回避。来月行われる、古馬牝馬戦線充実策の一環で今年からGIに昇格したファルマスS(英GI)への出走登録もなされておらず、その近況を巡って様々な憶測が飛んでいた。

 これに関し、現地時間6月24日、Russian RhythmのオーナーであるCheveley Park Studのマネージング・ディレクターのChris Richardson氏が、前日にRasing Postが報じたRussian Rhythmに一頓挫あったとの報道が正しいことを認めた上で、現在、同馬は靭帯を傷めているものの、怪我は深刻なものではなく、来週には軽めの調整ができるとの観測を示した。

 Russian Rhythmの復帰の時期については未定で、Richardson氏は、来月行われるサセックスS(英GI)出走の可能性は否定したが、同時に、引退について協議されたとの憶測についても完全に否定した。

 父Kingmambo産駒のRussian Rhythmは、2歳時にプリンセスマーガレットS(英GIII)とロウザーS(英GII)を制覇。3歳となった昨年は、英・1000ギニー(英GI)、コロネーションS(英GI)、ナッソーS(英GI)を制し、英国の牝馬GIの「ハットトリック」を達成している。

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