[笠松]第27回サマーカップ|優勝:ブルックリンガイ|父:グロウ|生産:浦河町・鵜木弘牧場

 単勝3番人気のブルックリンガイ(牡7歳)[濱口楠彦騎手、柳江仁厩舎(笠松)]が、スタートからハナを切ってそのまま逃げ切り、昨年に続く連覇を達成した。勝ちタイムは1:30:0。

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 笠松JRA船橋と転戦し、笠松への復帰緒戦となった前走の特別戦を快勝して単勝1.9倍と断然の一番人気に支持された2000年のデイリー杯3歳S(GII)勝ち馬フジノテンビーは、道中2番手追走も、勝ち馬を結局捉えることができず3/4馬身差の2着。兵庫から遠征してきた東海桜花賞2着馬シルクキャプテンは、好位から流れ込みの3着。

 以下、マーチカップ3着馬のハートリーフが中団から粘りこんで4着。2001年の東京ダービー2着馬ゴッドラヴァーが後方から差を詰めて5着。金沢から遠征してきたあすなろ賞2着馬のツジヴィヴァンは、中団から伸びを欠いて6着。園田フレンドリーカップ2着馬のパープルモンクは、中団追走も直線一杯となって7着に沈んだ。

 勝ったブルックリンガイは、父グロウ、母チエリエイト(母父バックマスター)の血統。生産は北海道・浦河町の鵜木弘氏で、馬主は村田裕子女史。旧3歳の5月に北海道の田中正二厩舎からデビューし、6戦目に旭川で初勝利。旧3歳秋には早くも佐賀に移籍し、佐賀で6戦0勝の後旧4歳夏に兵庫に移籍。兵庫では条件戦を中心に19戦2勝の成績で、翌年の夏に笠松に転入。笠松に移籍後は条件戦を着実に勝ち上がり、5歳秋のスプリントで待望の重賞初制覇。6歳となった昨年はサマーカップを制するなど、オープンで堅実に活躍。今季は前走のマーチカップ2着を含め、3戦2勝2着1回と上々の滑り出しを見せていた。