高知新聞が特集『「高知競馬」という仕事』第5部を連載開始

【高知新聞】 高知新聞が2002年5月16日付夕刊から断続的に連載を続いている『「高知競馬」という仕事』の第5部連載を開始した。

 『「高知競馬」という仕事』は、多額の累積赤字を抱えて存廃が論議された結果、2003年3月に県議会で当面の存続が決定され、一から出直すこととなった公営高知競馬とその周辺を取材する特集記事である。

 これまで、高知競馬所属のエイシンドーサンが笠松競馬場で行われたオグリキャップ記念(統一GII)に挑戦したときの模様を追った第1部『「オグリ記念」に挑む』、経営失敗のツケを押し付けられた形となって現場で働く騎手・調教師など関係者の声を取材した第2部「怒れる仕事師」、既に廃止された公営中津競馬・公営益田競馬の最後を追った第3部「夢の跡流浪記」、17年前に名古屋から高知に移籍して大活躍した後、昨年3月に金沢へ移籍した徳留康豊騎手を取材した第4部「神様を追いかけて」を掲載。2003年4月3日付夕刊掲載分で第4部が完結した後、取材のため連載を休んでいた。

 連載再開となった第5部は、「公務員たちの現場」。高知県競馬の経営を行ってきた高知県の職員や関係者を取材した上で、「自治体が経営する競馬」の実態に迫る内容となる見通し。大きな注目を集めることになりそうだ。