5月27日の第4回エトワール賞(H3)(D重賞)-札幌は、シルバーサーベルが優勝

 【Keiba.go.jp 地方競馬情報サイト】 [HBC杯・メジロライアン賞:札幌・ダート1000m:別定・晴・良]

 単勝2番人気のシルバーサーベル(牡8歳)[坂下秀樹騎手、原孝明厩舎(北海道)]が、好発から先行し、そのまま後続の追い上げを振り切って優勝した。勝ちタイムは1:00:5。シルバーサーベルは仔のレース2連覇。優勝馬の馬主の橘文明氏には、副賞としてメジロライアンの種付け権利が贈呈される。

 単勝1.3倍と圧倒的な1番人気に推された昨年の北海道クラシックの二冠馬ビックネイチャーは、直線差を詰めたものの1馬身差の2着まで。昨年の春霞賞(エアジハード賞)勝ち馬のマンショウが3着。1999年の北海道クラシック三冠馬モミジイレブンが4着。五十嵐冬樹騎手騎乗で3番人気に推されたバンバーイヤーが5着。JRA1000万下からの転入緒戦となったミルダイヤは8着に終わった。

 勝ったシルバーサーベルは、父がアフリート、母がサマーレッド(母父マルゼンスキー)で、母の全兄に1995年の中山大障害・春の勝ち馬ダイカツストームがいる血統。北海道・三石町の乾皆雄氏の生産で、馬主は橘文明氏。旧3歳の6月にJRAの中村好夫厩舎(栗東)からデビューし、2戦目で初勝利。旧3歳時は持ち前のスピードを生かして全日本3歳優駿(統一GII)2着、京王杯3歳S(GII)3着とオープンでも好走。4歳春もグランシャリオカップ(統一GIII)で3着に入るなど好走していたが、秋になると完全にスランプに陥り、旧5歳時のルビーS(準OP)を12番人気で制したほかは完全に頭打ちの状態となり、6歳の秋にホッカイドウ競馬の原孝明厩舎に転厩。転入緒戦のオープン特別を快勝すると、7歳となった昨年は緒戦のエトワール賞を快勝。夏以降は積極的に他地区に遠征し、クラスターカップ(統一GIII)で5着に入るなど、そこそこのレースを見せていた。