岩手県競馬、2004年度補正予算案を全会一致で可決

 【朝日新聞岩手版】 岩手県競馬組合(管理者:増田岩手県知事)の定例組合議会が、5月26日、盛岡市の競馬会館で行われ、累積赤字を埋めるための経費約104億7480万円を計上した2004年度補正予算案が全会一致で可決された。2003年度の決算見通しで39億2200万円の赤字が見込まれることにより、4年連続の補正予算による赤字穴埋めの措置がとられたという。また、単年度の赤字幅は過去最大となった。

 赤字の拡大は、旧盛岡競馬場の跡地売却が進まないうえ、客1人当たりの売り上げが下がったことなどが背景にあるとされている。

 今後は、組合内部に設置したプロジェクトチームが競馬法改正案の動向を見ながら、6月末にも中間報告をまとめ、知事に提出する予定という。