5月23日の第16回ジェイティービー賞(D重賞)-金沢は、ホシオーが優勝

 【Keiba.go.jp 地方競馬情報サイト】 [金沢・ダート2000m:別定・晴・やや重]

 単勝元返しの圧倒的な1番人気に支持されたホシオー(牡8歳)[渡辺壮騎手、松原正文厩舎(金沢)]が、二番手追走から勝負所で先頭に立ち、そのまま後続に4馬身差をつけて押し切った。勝ちタイムは2:09:5。

 後方待機策から勝負所で追い上げた2002年の金沢年度代表馬オーミアジルが、直線もよく伸びて2着に入り、父エルハーブ産駒のワン・ツーフィニッシュ。2番人気のブラインドタッチは、好位追走から一旦は2番手に上がったものの、ラスト踏ん張りきれずに3着。

 以下、あすなろ賞勝ち馬キクノライデンが好位から流れ込んで4着。昨年のこのレースの勝ち馬トゥインチアズは、ハナを切ったものの勝負所でホシオーに掴まる苦しい展開となり、4着から9馬身差離された5着。今年JRA1000万下から金沢に転入し、スプリングカップでホシオーの2着したユウワンキングは、中団追走も勝負所で一杯となりブービーの9着に沈んだ。

 勝ったホシオーは、 勝ったホシオーは、父エルハーブ、母キリプリンセス(母父クラウンドプリンス)という血統構成で、生産は北海道三石町・本桐牧場。馬主は畑中政雄氏。旧4歳5月にJRAでデビューし、5歳秋に本格化してオープンまで昇級も、オープンでは入着止まりとなり昨年の秋に金沢に転厩。しかし、金沢に転入するや圧倒的な強さで、北國王冠からスプリングカップまでの重賞6連勝を含む7連勝。4月29日のオグリキャップ記念(統一GII)でいよいよ全国クラスの強豪との対戦となり、そのレース振りが注目されていたが、無念の出走取消となっていた。

 地元に戻って仕切り直しの一線となったここは、やはり役者の違いを見せつけて順当勝ち。今回の内容からはオグリキャップ記念の取消の影響はないものと見られ、近いうちに統一重賞でのレースが見られることを期待したいところだ。