5月23日の太平記特別-宇都宮は、エーススキャンが優勝

 【Keiba.go.jp 地方競馬情報サイト】 [北関東ダービートライアル・3歳限定:宇都宮・ダート1900m:曇・重]

 北関東ダービートライアルの太平記特別は、単勝3番人気のエーススキャン(牡3歳)[早川順一騎手、日野啓二厩舎(宇都宮)]が、スタートからハナを切ってそのまま逃げ切った。勝ちタイムは2:07:1。

 単勝1.4倍と圧倒的1番人気に推されたイキマスキョウワは後方から追い上げたものの及ばず2着。青峰賞2着ながらここ二走不振で人気を落としていた父タイキシャーロック産駒のファイトエルフが3着に入り、三連単は89,770円の大波乱となった。

 以下、父フサイチブライアン産駒のレッツロールが好位追走から流れ込み4着。父コンサートボーイ産駒で、未勝利ながら果敢に挑戦したムサシボーイベンケが後方から追い上げて6着。

 北関東桜花賞3着馬のカントウピースは、中団追走も勝負所で一杯となり8着。デビューから2連勝で2番人気に支持されたリアルエモーションは、先行策も勝負所で一杯となりブービーの9着に沈んだ。

 勝ったエーススキャンは、父スキャン、母イブキグリンバレー(母父ドクターデヴィアス)で、近親に2002年の中山大障害(JGI)勝ち馬ギルデッドエージがいる血統。北海道・門別町の福山牧場の生産で、馬主は平間陽一氏。昨年の11月に宇都宮でデビューし、2戦目で初勝利を挙げるとそこから4連勝。ここ二走は5着、9着と不振だったが、相手関係が軽くなったここは、展開に恵まれたこともあってまんまと逃げ切った。北関東ダービーでは、北関東皐月賞で敗れた有力どころが相手となるだけに、なんらかの助けがないと厳しいところだろう。