道営ホッカイドウ競馬の馬券売り上げ好調―コスモバルク効果で人気上昇中

 【北海道新聞】 現在、札幌競馬場で開催中の道営ホッカイドウ競馬の馬券売り上げが、計画を約二割上回る好調さを維持している。皐月賞(GI)で2着と健闘し、5月30日の日本ダービー(GI)制覇に挑む道営ホッカイドウ競馬所属のコスモバルクの活躍が人気を後押ししている模様。

 2004年度の道営ホッカイドウ競馬は、4月21日、札幌競馬場で開幕。ここまでの売り上げは、5月20日までの開催12日間で計画を19%上回る19億7000万円。昨年と比べると、今年は32%増と近年にない好調ぶりである。

 「道営競馬の星」として、地元北海道でのコスモバルク人気も白熱。新聞、雑誌、テレビなど全国から道営競馬への取材が相次ぎ、相当なPR効果を発揮している。道営ホッカイドウ競馬の公式ホームページにも、コスモバルクへの応援メッセージが多く寄せられているという。

 また、毎年春先に、出走条件が整わない若い馬が多くて出走頭数が不足する問題を解消するため、今年は、道外から積極的に馬を誘致して頭数を確保したことも売り上げ増に貢献しているようだ。

 コスモバルク効果もあって、今年の北海道競馬は久々に明るいニュースが続いているようですね。これを一過性のものとせず、恒常的な売上増につなげていくために、関係者の更なる奮闘を期待しています。