コスモバルクが日本ダービー(GI)1週前追い切りで猛時計

 【スポーツニッポン】 皐月賞(GI)で2着した道営ホッカイドウ競馬所属のコスモバルク(牡3歳)[田部和則厩舎(北海道)]が、5月17日、認定厩舎(外厩)の北海道静内町ビッグレッドファーム真歌トレーニングパークで、日本ダービー(GI)出走に向けての1週前追い切りを行った。最大こう配7%の1500mの坂路で猛時計を叩き出し、今後の軌道修正を迫られることになったが、関係者は体調の良さを強調している模様。

 1週前追いきりは、コスモバルクと、安田記念(GI)を目標に調整されているダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)勝ち馬マイネルモルゲンJRA準OPのマイネルジャパンとの併せ馬。最初の2Fが11秒3〜11秒0。ラスト1Fは流し気味も、5Fが63秒3と、皐月賞出走時の1週前時計を3秒9も上回る猛時計を叩き出した。

 岡田繁幸総帥は、既に5月11日に時計を出した時点で仕上がっており、あとは状態をキープすることを考えていたためか、オーバーワークを懸念している模様。今後の調整に関して誤算が生じたのは確かのようだが、関係者は今後の調整についても自信を持っているようだ。