種牡馬カブール、南アフリカの当歳市場で産駒が大人気に

【Darley】 シャトル種牡馬として供用されている種牡馬Kaboolの産駒が、南アフリカの当歳市場で高い評価を受けている。

 現地時間5月9日に閉幕したJohannesburgCaesars National Yearling Saleでは、上場された11頭の内7頭が売却。最高価格で売却されたGreen Party産駒の牡馬は、35万ランド(約3万ポンド)の値を付けた。

 Kaboolは、父がグルームダンサー、母がSheroog(母父Shareef Dancer)で、近親に歴史的名馬Dubai Millenniumがいる良血馬。現役時代はゴドルフィンの中でも素質を高く評価され、デューハーストS(英GI)勝ち馬Xaarを破った1998年のギヨームドルナーノ賞(仏GII)や2000年のロンポワン賞(仏GII)など重賞を3勝したが、GIでは1999年の英チャンピオンS(英GI)でAlboradaの3着に入ったのが最高だった。現役引退後はその良血を買われて種牡馬入り。北半球ではフランスのHaras d'Etrehamスタッドで供用されている。