4月29日の第13回オグリキャップ記念(統一GII)-笠松は、ミツアキタービンが優勝

【Keiba.go.jp 地方競馬情報サイト】 [農林水産大臣賞典・3歳以上9歳以下:笠松・ダート2500m:別定・晴・良]

 NARゴールデンドリームシリーズの第一弾、オグリキャップ記念(統一GII)は、単勝1.1倍と圧倒的1番人気に推されたミツアキタービン(牡4歳)[東川公則騎手、田口輝彦厩舎]が、道中2番手追走から2周目4角で先頭に並び、1馬身差抜け出して優勝した。勝ちタイムは2:41:0。

 スタートからハナに立った昨年の勝ち馬カネツフルーヴが、そのまま流れ込んで2着。以下は9馬身差離され、笠松ミツアキサイレンスが3番手流れ込みの3着。

 2002年の白山大賞典(統一GIII)勝ち馬スナークレイアースは、道中中団を追走したものの、休み明けのせいか追っての伸びがなく4着。JRA準OPながら武豊騎手騎乗で穴人気となったトーコーカントは、後方追走から早目に追い上げたものの、そこから伸びがなく5着まで。

 昨年の名古屋グランプリ(統一GII)3着馬のストロングライフは、中団追走も上がりの競馬で決め手に見劣り、さらに5馬身離されての6着。地元の佐賀記念(統一GIII)で2着、5着と健闘し、勇躍遠征してきたオペラキッス、オートキングの佐賀勢は、距離が堪えたのかいいところなく大差の7着、8着に敗れた。なお、JRAから金沢に移籍後圧倒的な強さで7連勝し、ここでも注目を集めていたホシオーは、レース当日になって疾病のため残念ながら出走を取り消した。

 勝ったミツアキタービンは、父ライブリマウント、母カネミタービン(母父スイフトスワロー)という血統構成。北海道新冠町の山内鈴子氏による生産で、馬主は山本光明氏。2歳の11月に上山でデビューし、2戦目で初勝利。笠松に移籍した3歳時は、ダービーグランプリ(統一GI)3着など統一重賞で健闘を続け、岐阜金賞で重賞初制覇。今年に入ってからは初戦の東海ゴールドカップを圧勝し、平安S(GIII)6着を挟んだェブラリーS(GI)見せ場たっぷりの4着と健闘。前走のダイオライト記念(統一GII)を圧勝して統一重賞初制覇と、本格化ムードを漂わせていた。

 相手関係を考えればここは当然の順当勝ちというところ。もはや完全に地方のエースとしての地位を固めつつあり、あと目指すは待望のGI制覇だろう。今後は帝王賞(統一GI)が目標と思われ、大いに期待したいところである。



■第41回赤レンガ記念(D重賞-H2)の結果

 なお、同日に行われた第41回赤レンガ記念(H2)(D重賞)-札幌[ワイルドラッシュ賞:札幌・ダート1700m:別定・晴・良]は、昨年の札幌日経OP2着以来のレースとなった3番人気のツギタテヒカリが優勝。昨年の道営記念2着馬で2番人気のライトクラウンが2着。単勝1.4倍と今年のホッカイドウ競馬のエースとしての期待を集めたビックネイチャーが3着に終わり、三連単は11,470円の波乱となった。【Keiba.go.jp 地方競馬情報サイト】