2月28日の第27回クイーンカップ-福山は、ピアドジャザーが優勝

 【NAR地方競馬全国協会】 福山の3歳牝馬路線の開幕重賞クイーンカップは、2番人気のピアドジャザー(牝3歳)[嬉勝則騎手、白津壽己厩舎(福山)]が好発から積極的にハナ。直線では後続に並ばれたものの、二枚腰の粘りを発揮して逃げ切った。

 [アラブ・3歳牝馬限定:福山・ダ1600m:馬齢・晴・良]

 前走古馬混合の一般戦を勝って一番人気に支持されたホマレタイセイは、二番手マークから前との一騎打ちの展開に持ち込み、いつでも交わせそうな手応えながら勝ち馬のしぶとさに屈してクビ差の2着。中団から追い上げたヤマノガールがそのまま3着に流れ込んだ。

 勝ったピアドジャザーは、父が益田出身の伝説的名馬ニホンカイユーノス、母が福山ダービー馬ピアドタイトル(母父トスター)という超良血馬。昨年の6月にデビュー勝ちし、2歳時は9戦3勝。福山のヤングチャンピオンが3着、全日本2歳アラブ優駿が5着とまずまずの成績を残していた。今回は持ち前の快速を発揮して重賞初制覇。まだあてにならない面があるがスピードは非凡で、血統の良さからも今後の活躍が期待される。