2月22日の第2回ブライアンズロマン記念は、ミホノコトブキが優勝

 【NAR地方競馬全国協会】 道中中団につけた5番人気のミホノコトブキ(牡6歳)[丸山侯彦騎手、長島茂夫厩舎(栃木)]が、直線で一気に突き抜け2着以下に3馬身差をつける快勝。勝ちタイムは2分06秒7。

 [北関東・3歳以上:宇都宮・ダ1900m:晴・良]
 
 道中好位につけた昨年のとちぎ大賞典勝ち馬パワフルダンサーが2着。とちぎ大賞典でパワフルダンサーの2着に敗れた後は3連勝と絶好調で、ここも単勝1.7倍と断然の一番人気に支持されたトウショウゼウスが今日はダッシュつかずハナに行けない苦しい流れから2着争いにハナ差敗れ、馬単は15010円の波乱となった。

 以下、織姫賞4着のスピードパンチがここも後方からジワジワ追い上げて4着。父ビワハヤヒデ産駒のマエノハヤヒデが中団からジワジワ伸びて5着。

 昨年7勝を挙げた上がり馬のブリッジクリアーは、重賞級ではまだ力不足なのか直線伸びを欠いて6着。昨年JRAから移籍し、転入初戦を圧勝したニチドウマジックは、ハナを切ったもののここは距離長く、勝負所で一杯となって大差の最下位に沈んだ。

 勝ったミホノコトブキは、父ミホノブルボン、母スカイテエム(母父タイテエム)という血統構成。旧3歳の7月に足利でデビューし、5戦目で初勝利。北関東のクラシック路線では、北関東皐月賞が3着、北関東ダービーが5着と今一歩及ばず。その後は条件戦を徐々に勝ち上がり、4歳時に八汐賞で待望の重賞初制覇。しかし、その後は重賞では堅実に入着するものの、勝ちきれないレースが続いていた。

 今回はこれまでの詰めの甘さを払拭するような鮮やかな末脚。幾分展開に恵まれた印象もあるが、これをきっかけに、父ミホノブルボン産駒の数少ない活躍馬として今後も頑張って貰いたいものである。