第47回ニューイヤーカップ(D重賞)-浦和は、ベルモントストームが優勝

 【NAR地方競馬全国協会】 ここまで3戦3勝の評判馬が、単勝元返しの圧倒的支持に応えて快勝。

 [3歳限定:浦和・ダ1600m:定量・晴れ・良]

 南関東クラシック路線の、浦和の開幕戦ニューイヤーカップは、単勝1.0倍と圧倒的な1番人気に支持されたベルモントストーム(牡3歳)[石崎隆之騎手、出川克己厩舎(船橋)]が、好位追走から勝負所で進出。直線突き抜けて4馬身差で圧勝した。

 道営ホッカイドウ競馬からの転入馬で、ローレル賞5着のクラマサライデンが逃げ粘っての2着。

 ハイセイコー記念を直線一気の末脚で制したシルクビートは、内田博幸騎手に乗り替わり、好位に付けていったものの、直線伸びきれずに3着止まり。年が明けて2戦続けて3着となった。

 以下、ホッカイドウ競馬からの転入3戦目となるモガミヤシマ産駒クラヤシマが4着。同じくホッカイドウ競馬からの転入組で、川崎から遠征の3番人気ミーティアレインが5着。地元浦和勢はいいところがなく、ここまで浦和では3戦3勝で期待を集めたアスキットアジュも、後方儘の9着に終わった。

 勝ったベルモントストームは、父アジュディケーティング、母ホープフェアリー(母父テンパレートシル)という血統構成。昨年11月の新馬戦を1.5秒差で圧勝。その後2戦も2.2秒差、1.5秒差と圧倒的な強さで3連勝。単勝元返しの圧倒的な支持を受けたここも全くの楽勝で重賞初制覇となり、事実上南関東クラシック路線のトップに躍り出た。控える競馬でも楽に突き抜けた今回の内容からは、距離も問題ないと思われるだけに、南関東の牡馬クラシック路線はこの馬を中心に展開していくことになりそうだ。