第25回チャンピオンカップ(D重賞BG2)-帯広は、ミサキスーパーが優勝

 【NAR地方競馬全国協会】  ゴール寸前で差し返し、帯広記念に続いて対スーパーペガサス2連勝。

  [ばんえい・重賞・特別競走優勝馬限定:帯広・ダート200m:別定・晴・3.3%]

 ばんえい競馬の最高峰ばんえい記念の前哨戦、チャンピオンカップは、5番人気のミサキスーパーが、このレース3連覇を狙った2002年・2003年NARばんえい最優秀馬スーパーペガサスとの接戦を制した。

 レースは、ミサキスーパーと、昨年暮れのヒロインズカップを制し牝馬の頂点に立ったコスモカップが、好発から第1障害を先頭で越えたものの、これを交わしたスーパーペガサスが主導権を握る展開。

 勝負どころの第2障害は、スーパーペガサスが先頭で入り、2番手で帯広記念3着のシンエイキンカイが追走。これをミサキスーパーと、前走ポプラ賞で久々の重賞制覇となったキングシャープが追い、中団から昨年の旭川記念勝ち馬ユミタロウという流れ。しかし、ミサキスーパーが楽々と第2障害を越えて先頭に立ち、これを2番手で越えたスーパーペガサス、シンエイキンカイが追う流れに。コスモカップ、キングシャープも続いたが、こちらは余力なく突き放される。

 ゴール前はスーパーペガサスが猛然と追い込み、一旦は先頭に立ったかと見えたが、最後の最後でミサキスーパーが差し返して優勝した。外から追い込んだユミタロウが3着。シンエイキンカイも内から伸びたものの、4着どまりに終わった。牝馬ながらよく食い下がったコスモカップが、離されながらも5着と健闘。第2障害を越えたところで力尽きたキングシャープは、大差の8着に終わった。

 勝ったミサキスーパーは、父ヒカルテンリュウ、母バイオレットベル(母父キタノシンザン)という血統構成。旧3歳6月の北見開催でデビュー。4歳夏のはまなす賞で重賞初制覇。その後は一息の成績が続いていたが、この年明けの帯広記念を、スーパーペガサスを抑えて逃げ切っていた。ここへきてスーパーペガサスに対して2連勝と、大一番のばんえい記念に向けて楽しみな1頭となった。