第48回ブルーバードカップ(D重賞)-船橋は、トミケンウイナーが優勝

 【NAR地方競馬全国協会】 全日本2歳優駿(統一GI)4着馬が4馬身差の圧勝で、南関東クラシック路線の主役に台頭。

 [船橋・ダ1600m:別定・晴れ・良]

 南関東3歳戦の幕開けを告げるブルーバードカップは、2番人気のトミケンウイナー(牡3歳)[左海誠二騎手、岡林光浩厩舎(船橋)]が、好位追走から直線抜け出すと、2着に4馬身差をつけて圧勝した。

 石崎隆之騎手騎乗で1番人気に支持されたハイセイコー記念2着馬エーピーライデンは、中団で足を矯めたものの、今ひとつ切れがなく完敗の2着。

 前走・条件特別を勝って調子を上げてきた父トレジャーアイランド産駒モエレトレジャーは、ハナを切ったものの、的場文男騎手のキョウエイプライドに競りかけられて厳しいペースを余儀なくされ、それでもよく粘って3着に入った。

 勝ったトミケンウイナーは、父マジックマイルズ、母ヒデノラブリー(母父マルゼンスキー)という血統構成で、浦河町・木戸口牧場による生産。昨年7月の船橋でデビュー勝ちし、特別戦2着を挟んで挑戦した盛岡のジュニアグランプリでは、芝で鋭い決め手を発揮して快勝。続いて挑戦したJRA東京スポーツ杯2歳S(GIII)では良いところなく敗れたものの、前走の全日本2歳優駿(統一GI)では好位追走からよく粘って4着と健闘した。今後は南関東クラシック路線の主役の1頭として京浜盃からクラシックに臨む見通し。