第34回高知県知事賞(D重賞)-高知は、カコイサンデーが優勝

 高知県競馬の年末を彩るグランプリ・高知県知事賞は、1番人気のカコイサンデー(牡9歳)[西川敏弘騎手、大関吉明厩舎(高知)]が先行策から4角で先頭に立ち一杯に押し切って優勝。前走・平場戦を勝って上り調子で臨んだカルストンストームが、後方待機から直線一気に追い込んでクビ差の2着。大関吉明厩舎のワン・ツーフィニッシュが実現した。勝ちタイムは2分48秒2。

 [GRANDPRIX:高知・ダ2400m:別定・曇・良]

 このレース5回目の挑戦となる11歳のマッケンリーダーは、ハナを切ったものの直線失速して8馬身差の3着。昨年の高知三冠3着、3着、2着のシンコウキング産駒カーニバルキングは、中団から追い込んで4着。昨年高知に転入して以降17勝を挙げている上がり馬シンワタイクーンが先行策からの流れ込みで5着に入った。

 11月の珊瑚冠賞で待望の重賞初制覇を遂げた8歳馬のキングは、2番手を追走したものの直線一杯となって7着。3番人気に推された9歳の古豪エイシンドーサンは、後方侭の最下位10着に終わった。

 勝ったカコイサンデーは、父カコイーシーズ、母スーパーサンデー(母父ロイヤルスキー)という血統構成。2歳夏の旭川でデビュー勝ち。2歳時は5戦1勝で、3歳から佐賀に転厩。佐賀で20戦6勝の後、大井に転厩し13戦4勝の後再び佐賀に戻り、2000年の暮れに高知に転入。今季はここまで19戦2勝も、11月の珊瑚冠賞で3着に入るなど、ここへ来て調子を上げていた。