第28回北國アラブチャンピオン(D重賞)-金沢は、スーパーベルガーが優勝

 【NAR地方競馬全国協会】 金沢のアラブチャンピオン決定戦北國アラブチャンピオンは、単勝1.5倍と断然の1番人気に推されたスーパーベルガー(牝5歳)[蔵重浩一郎騎手・宗綱泰彦厩舎(金沢)]が、先行策から逃げ粘るサクセスフレンドを1/2馬身差捉えて優勝。昨年に続く金沢のアラブ系年度代表馬の座を確定的にした。

 [農林水産大臣賞典・アラブ系:金沢・ダ2300m:別定・曇・重]

 一昨年にこのレースに勝って金沢のアラブ系年度代表馬となったサクセスフレンドが逃げ粘って2着。この秋園田から転入し、6戦4勝と好調のグリーンジャンボは中団から捲って一旦は前に並んだものの、終いの粘りを欠いてクビ差の3着。

 今秋笠松から転入し、中京スポーツ賞を勝ったセイユウ記念アラブグランプリ3着馬ホーエイトップが2番手から流れ込んで4着。こちらも今秋名古屋から転入した7歳の古豪ブラウンダンディが、好位から流れ込みの5着。

 勝ったスーパーベルガーは、父レオグリングリン、母ローレルベルガ(母父イムラッド)という血統構成。3歳時からとんとん拍子に勝ちあがり、この年は12戦9勝二着2回。さらに、本格化した昨年は、セイユウ記念アラブグランプリで名古屋の怪物マリンレオに負けたのみの12戦11勝、重賞6勝を挙げて金沢のアラブ系年度代表馬となった。

 5歳となった今期は順調さを欠いてマリンレオとの再戦は実現しなかったものの、地元金沢で6戦6勝。昨年から続く連勝を11に伸ばし、金沢のアラブNo.1を改めてアピールした。