さようなら〜2002年供用停止種牡馬外伝その34「トップシャイアンの場合」

 JRHR日本軽種馬登録協会から2002年供用停止種牡馬一覧が公表されたのを受けて、MilkyHorse.comではニュースコンテンツ「文芸欄」の企画として、まよ氏@MiljkyHorse.comの執筆による供用停止種牡馬の馬生を簡単に振り返る外伝を連載します。

 トップシャイアン(JPN)→2002年10月1日、用途変更

 1995年生。父は仏2000ギニー馬で、ニュージーランドトロフィー(GII)勝ち馬キタサンチャンネルなどのほか、日本産馬初の英国GI勝ち馬Shivaを出したヘクタープロテクター。母はノーザンテースト牝馬のライトオンタイム。近親に阪急杯(GIII)勝ち馬のゴールドマウンテンなどがいる。

 現役時代は公営南関東で12戦5勝。重賞勝ちはなく、ゴールドC2着が最高の成績。現役引退後、種牡馬入りしたものの、産駒のデビューを待つことなく用途変更になってしまった。

 産駒の数も少なく、父ヘクタープロテクターも、産駒が堅実に活躍しているとはいえ日本国内ではGI級の大物を出すには至っていない。本馬にも、大きな期待をかけるのは酷なように思われる。