さようなら〜2002年供用停止種牡馬外伝その26「ステートリードンの場合」
JRHR日本軽種馬登録協会から2002年供用停止種牡馬一覧が公表されたのを受けて、MilkyHorse.comではニュースコンテンツ「文芸欄」の企画として、まよ氏@MiljkyHorse.comの執筆による供用停止種牡馬の馬生を簡単に振り返る外伝を連載します。
ステートリードン[Stately Don(USA)]→2002年10月、用途変更
1984年生。父は名種牡馬のNureyev、母はWild Risk系Le Fabuleux産駒のDona Ysidra。半兄は、アーリントンミリオン(米GI)、ターフクラシック(米GI)などを勝ち、ブリーダーズCターフ(米GI)ではダンシングブレーヴを破った名馬Manilaという良血。
現役時代は、セクレタリアトS(米GI)、ハリウッドダービー(米GI)を勝つなど12戦5勝。さすがに、半兄Manilaほどの活躍はならなかったものの、まずまずの成績を収めた。
種牡馬としては、半兄Manilaという良血ぶりに加え、日本でもマイル戦を中心に活躍馬を出しているNureyevを父に持つこと、近親に成功種牡馬のターゴワイスやデュールがいることから、日本向きとみられ大いに期待された。
しかし、これまでの成績を見る限り、淡泊なレースをする産駒が多く、残念ながら失敗といわざるを得ない状況である。目下のところの活躍馬はマイネルマックスの半弟マイネルサクセス、高知競馬トップホースのウォーターダグといったところである。