さようなら〜2002年供用停止種牡馬外伝その09「オークワースの場合」

 JRHR日本軽種馬登録協会から2002年供用停止種牡馬一覧が公表されたのを受けて、MilkyHorse.comではニュースコンテンツ「文芸欄」の企画として、まよ氏@MiljkyHorse.comの執筆による供用停止種牡馬の馬生を簡単に振り返る外伝を連載します。

 オークワース[Oakworth(USA)]→2002年5月2日、死亡

 1985年アメリカ産。父がカナダの大種牡馬ヴァイスリージェント、母がミスタープロスペクター産駒のガイガーカウンテスという血統。

 現役時代は10戦2勝。重賞勝ちはないものの、フェニックスS(愛GI)がディガミストのクビ差2着、ロベール・パパン賞(仏GII)がバラワキにアタマ差の2着など、スプリント路線でまずまずの活躍をみせた。

 日本で種牡馬入りしたが、これまでのところグレードレースの勝ち馬は出しておらず、代表産駒はJRAのOP特別菖蒲Sを12番人気の大穴で制したコンバットハーバー。

 地方競馬のリーディング常連のパークリージェントや、デピュティミニスター→フレンチデピュティを通じてクロフネを輩出したヴァイスリージェントミスタープロスペクターという、日本のダート路線で活躍する系統同士の配合なら、もう少しダートの活躍馬を出せるものと思われたが。