さようなら〜2002年供用停止種牡馬外伝その08「エンドスウィープの場合」

エンドスウィープ[End Sweep(USA)]→2002年7月11日、死亡

　1991年生まれ。現役時代は北米で走り、2歳時は6戦2勝。3歳時はクラシック路線には目もくれずにひたすら短距離路線へ。7ハロンのＧＩＩＩジャージーショアBCHを勝ち、キングスビショップS(ＧＩＩ)2着、ジェロームH(ＧＩ)3着など、ビッグタイトルには手が届かなかったものの短距離路線の一線級で活躍した。現役時代の通算成績は18戦6勝。

　種牡馬入りすると、初年度産駒デビューの1998年に北米の新種牡馬チャンピオンに輝き、トリッピやスウェプトオーバーボードなどスプリントでの活躍馬を次々に輩出した。

　日本への輸入(持込)馬もアルーリングアクトやエンドアピールなど早熟のスピード馬を出していたが、サウスヴィグラスが古馬になってダートスプリント路線を席捲しており、今後残された産駒もダートのスプリント路線での大活躍が期待できそうだ。

　また、フォーティーナイナーの系統はアメリカでの評価が非常に高く、今後現役馬・繁殖馬がアメリカで活躍する期待もあるいは実現するかもしれない。