平成16年度は地方競馬全主催者が赤字決算―単年度赤字最大額はTCK東京シティ競馬の約39億7400万円

　各主催者の平成16年度決算が出揃ったが、平成13年度以来となる全主催者赤字決算となり、地方競馬を取り巻く状況は厳しさを増している。16年度限りで廃止された宇都宮、高崎を除く各地の収支等を簡単に紹介する。

　【大井】39億7400万円強の単年度赤字を出したが、利益剰余金(内部留保)で補填している。なお、16年度は構成団体の23区に分配金を拠出したが、17年度は昭和25年の特別区競馬組合設立以来、初めて分配金を未計上としている。

　南関東競馬も楽観視はできないという極めて過酷な現状分析です。ただし、下記の記事・資料も参照しないと誤読のおそれがあります。メディアテラシー、おそるべし。　(文責：ぴ)

　より妥当な記事にするためには、
【ＴＣＫ】これにより財政調整基金残高は210億円まで減少した。（さらに念のため、設備投資基金が数十億円（より具体的な数字は知らない）と退職金積立もあります）
ということにも触れる必要があるだろう。