[姫路]第3回姫路チャレンジカップ|優勝:シンドバッド|父:サクラバクシンオー|生産:門別町・白瀬明牧場

 9月7日に姫路競馬場で行われた、マイルチャンピオンシップ(GI)のトライアルの東海・北陸・近畿ブロック代表馬選定重賞の姫路チャレンジカップは、単勝1.1倍と圧倒的な一番人気に推された(牡5歳)[岩田康誠騎手、曾和直榮厩舎(園田)]が、スタートからハナを切り、そのまま逃げ切って優勝した。勝ちタイムは1:29:3。

 【Keiba.co.jp地方競馬総合サイト】 [JRAマイルチャンピオンシップトライアル地区代表馬選定競走・3歳以上:姫路・ダート1400m:別定・曇・不良]

 2000年の京都3歳S勝ち馬で、兵庫競馬では5戦4勝と好成績のシャワーパーティーは、中団追走からよく追い上げたものの、3/4馬身差の2着まで。昨年のMRO金賞4着馬で笠松から遠征してきた父タイトスポット産駒のマルヨスポットは、道中2番手追走も直線踏ん張り切れずに3着。名古屋から遠征してきた六甲盃2着馬ユウキュウは、中団追走も伸びきれずに4着。この春JRA1000万下から名古屋に移籍し、笠松のサマーカップで5着した父シルバーエンディング産駒マイネルレがリアは、後方追走から勝負所で追い上げたものの、直線は伸びきれずに5着。昨年の東海桜花賞2着の父スキーキャプテン産駒シルクキャプテンは、後方侭の7着。前走笠松のくろゆり賞を人気薄で逃げ切った父エブロス産駒オグリスキーは、好位追走も早々に一杯となり最下位の9着に沈んだ。

 勝ったシンドバッドは、父が人気種牡馬サクラバクシンオー、母が1994年の北海道3歳優駿の勝ち馬スイートイブン(母父イブンベイ)で、全兄にJRA4勝のザブレスがいるという血統構成。2003年の浦和・桜花賞勝ち馬メモリヒメや昨年の道営記念の勝ち馬テイエムアラシらを輩出している、北海道・門別町の白瀬明氏の生産で、馬主はノースヒルズマネジメント前田晋二氏。2歳の7月に園田でデビュー勝ちし、3歳時は園田ダービーで園田の3歳の頂点に立ったほか、金沢の交流重賞MRO金賞を制覇。4歳となった昨年はスランプに陥ったが、明けて5歳となった今季は、夏以来の休み明けの緒戦こそ2着に敗れたものの、そこから4連勝。かきつばた記念(統一GIII)8着を挟み、園田フレンドリーカップから前走まで4連勝してここに臨んでいた。(文責:ま)