サラブレッド市場では「韓流」ならぬ「日流」ブーム到来か―韓国人馬主の購入頭数が急増中

 http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/07/20050717t53014.htm

 国内の競走馬市場で、韓国への販路開拓が進んでいる。5月に国内で開かれた競りでは、東北の12頭を含め全国で計60頭のサラブレッドが、韓国の馬主に落札された。低迷にあえぐ競走馬生産者は、韓国への販路拡大が一発逆転の“穴馬馬券”になればと期待を寄せている。

 JBBA日本軽種馬協会でも、落札馬の韓国への一括輸送に協力するなど、地道な営業努力をされているそうです。ただし、いかんせん、

 落札額は北海道など国内のサラブレッド市場の半値以下だが、国内市場に回復の兆しがみられないだけに、生産者はほっとしている。
 東北地方の生産者は、今年から韓国をターゲットに競りに上場。計12頭が買い取られ、130万―200万円の値が付いた。上場した馬が200万円で落札された三沢市のKさん(58)は「全国的に馬が売れない状況で買い手が見つかってよかった」とうれしそうに話した。

購入単価の低いことが難点ですし、中央競馬のように生産牧場賞・繁殖牝馬所有者賞などの副収入も期待できません。売り手が見付からず未出走のまま廃馬されてしまうよりはマシ、という程度の売上効果しか現状ではありませんが、それでも韓国市場が日本産馬にとってのセーフティー・ネットとして機能しつつあることは、相次ぐ地方競馬の廃止で国内での競走馬需要が急速に減じつつある今日においては、やはり評価されるべきことです。 (文責:ぴ)