[香港]センテナリースプリントカップ(港GI)|優勝:サイレントウイットネス|父:エルモクシー

 2月27日、香港・シャティン競馬場で行われた香港短距離三冠レースの第2戦センテナリースプリントカップ(港GI)は、デビューから14連勝中のSilent Witness(セ5歳)[アンソニー・クルーズ厩舎(香港)]が、単勝一番人気に応えて快勝した。勝ちタイムは56.7。

 【netkeiba.com】【日刊スポーツ】

 Silent Witnessはスタートから先行し、残り400m付近で先頭に。そのまま抜け出して、2着のCountry Musicに2馬身差をつけて完勝した。3着にはMultidandyが入り、オーストラリアS(豪GI)を制して中8日でここに出走してきたケープオブグッドホープは5着に終わった。

 勝ったSilent Witnessは、父がConquistador Cielo直仔のEl Moxie、母がJade Tiara(母父Bureaucracy)という血統構成のオーストラリア産馬。この勝利でデビュー以来続いていた連勝記録を15に伸ばし、通算成績は15戦15勝。2003年、2004年の香港スプリント(港GI)を連覇するなど、香港のGIを7勝している。今後は、4月3日に行われる香港短距離三冠レースの最終戦チェアマンズスプリントプライズ(港GI)から4月24日のクイーンズシルバージュビリーズカップに向かう見通しとなっている。

 なお、センテナリースプリントカップのレース後、オーナーのアーサー・ダシルヴァ氏が、マイルでも問題ないという判断ができれば安田記念(GI)に向かい、あるいはスプリンターズS(GI)に向かうという意向を示したと報じられている。同時に、一部で報じられている英国遠征については明確に否定したとされており、日本のファンにとってはその動向に目が離せなくなりそうだ。