[愛国]キラヴーランS(愛GIII)|優勝:フットステップスインザサンド|父:ジャイアンツコーズウェイ

 現地時間10月25日に、アイルランドのLeopardstown競馬場で行われたキラヴーランS(愛GIII)は、Footstepsinthesandが(牡2歳)[Jamie Spencer騎手、Aidan O’Brien厩舎(愛国)]が優勝した。Footstepsinthesandは、この勝利で来年の5月に行われる2000ギニー(英GI)のアンチポストで、17倍が付けられている。

 【Racingpost】

 8日前にデビュー戦を勝ったばかりのFootstepsinthesandは、1.8倍と断然の一番人気に推され、レースでは直線を向くと一気の伸びを見せ、食い下がるGaffを2馬身差振り切って快勝した。3着のClash Of The Ashにはさらに7馬身差の大差がつけられた。

 管理するAidan O’Brien調教師は、これでこの9年で6回目のキラヴーランS制覇。「Footstepsinthesandは真面目に走ってくれたね。彼はいつもそうなんだよ。彼はお父さんのGiant’s Causewayに非常に良く似ている。Giant’s Causewayがサラマンドル賞(仏GI)を勝ったときに、鞍上のMick Kinane騎手が彼を評して真面目な馬だと言ったことを思い出したよ。今日Footstepsinthesandに乗ったJamieも全く同じことを言ったんだ。我々は連闘でここに使うリスクを冒したが、Footstepsinthesandは落ち着いていた。これはすごいことだよ。これで彼はビッグレースに向かう上で色々なステップが取れるようになったね。」とコメントしている。

 鞍上のSpencer騎手は、「Footstepsinthesandはすごい能力の持ち主だよ。4角でゴーサインを出したら一気に伸びてくれた。でも、最後の1Fは耳を立てて走っていたし、流していたね。彼はどんな条件でも思いのままに走れるよ。来年、良馬場で競馬ができれば、大きい仕事ができると思うよ。」とコメントしている。