[盛岡]第24回若駒賞|優勝:ウツミジョンソン|父:カコイーシーズ|生産:静内町・酒井孝一牧場

 岩手の2歳チャンピオン決定戦若駒賞は、単勝1.3倍と圧倒的な一番人気に推されたウツミジョンソン(牡2歳)[小林俊彦騎手、村上佐重喜厩舎(水沢)]が、先行策から直線抜け出し、後続に4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1:42:2。

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 レースは、バラけたスタートからデビュー勝ちしてここに臨んだ父アジュディケーティング産駒のアジュディクインがハナを切り、2番手に村上忍騎手騎乗の父シャンハイ産駒ウツミシャンハイ、さらには人気のウツミジョンソンと父タイキシャーロック産駒のローズナンバーが追走していく展開となる。父アイシーグルーム産駒のヘライカントリー、父アラジ産駒のハミングは中団から、父サクラチトセオー産駒のチトセファイター、父ウイニングチケット産駒のサクラノボルオーは後方からの競馬となる。

 勝負どころにかかると、ウツミジョンソンが徐々に進出し、これをマークするように後方からデビュー2連勝中の父トロットサンダー産駒ヤマトスピリット、さらにはヘライカントリーあたりも押し上げていく。

 直線を向くと、ウツミジョンソンが前をアッサリと交わして先頭に立ち、そのまま抜け出して優勝した。2着には2番手から粘りこんだウツミシャンハイ。3着には追い上げたヤマトスピリットが入った。

 以下、逃げたアジュディクインが流れ込んで4着で、ヘライカントリーが5着。2番人気に推されていたチトセファイターは、勝負所で追い上げたものの、直線伸びを欠いて7着に終わった。

 勝ったウツミジョンソンは、父カコイーシーズ、母ナイスカオルコ(母父ナイスダンサー)という血統構成。北海道・静内町の酒井孝一氏の生産で、馬主は内海政行氏。8月の盛岡開催でデビューし、3戦目で初勝利。初勝利後は軌道に乗り、3連勝してここに臨んでいた。