高崎競馬廃止問題、競馬関係者らが境町に協力要請

 小寺弘之群馬県知事による高崎競馬の廃止表明を受け、高崎競馬の調教師と騎手で組織する群馬県調騎会(会長=渋谷武久調教師)など高崎競馬の関係者らが、10月4日、境町役場を訪れ、境町と境町議会に支援を要請した。

 境町トレーニングセンターがある境町上渕名二区は、競馬関係者144世帯が生活している。渋谷会長の協力要請に対し、境町は群馬県の今後についての具体案提示をみて取り組む考えを示したと伝えられている。

 なお、この日群馬県地方競馬対策室は、高崎競馬場におけるJRAの場外発売について、2005年3月末で終了する方針を明らかにしたと報じられている。

 JRAとの場外発売契約は2004年度一杯となっているため、現時点で年内一杯とされている高崎競馬の開催終了後も年度内は継続するという。また、岩手や宇都宮、大井など、地方競馬の他地区の場外発売についても、JRAの場外発売同様、群馬県競馬組合の解散が予定されている2005年3月末まで継続する方針とのことだ。【上毛新聞】