[高崎]奥利根賞|優勝:エフケーアニカ|父:ミラクルアドマイヤ|生産:浦河町・小倉牧場

 北関東菊花賞トライアルの奥利根賞は、4番人気のエフケーアニカ(牝3歳)[矢野貴之騎手、野村正直厩舎(高崎)]が、道中後方追走から勝負所で一気に進出し、直線抜け出して優勝した。勝ちタイムは2:13:5。

 【Keiba.co.jp地方競馬総合サイト】 [北関東菊花賞トライアル・3歳限定:高崎・ダート2000m:雨・不良]

 北関東ダービー2着のウィンザデイが後方追走から直線追い込んで2着。2番手追走から早めに先頭に立ったダイスプリンターは、直線失速して3着。一番人気に推された北関東オークス2着馬コウエイブリザードは、中団追走から勝負所でジワッと進出したが、直線伸びず4着に終わった。

 以下、エメラルドカップ2着の父エアダブリン産駒ウィナーズスルーは、好位追走も勝負所で一杯となり6着。スプリングカップ4着のワイエスジェットは、中団追走も勝負所で一杯となり、ブービーの7着に終わった。

 勝ったエフケーアニカは、父が昨年の新種牡馬で、産駒成績が好調なミラクルアドマイヤ、母がハセフローレンス(母父コインドシルバー)という血統構成。北海道・浦河町の小倉牧場の生産で、馬主は布施貞夫氏。昨年8月に高崎でデビューし4戦目で初勝利を挙げ、暮れの二歳優駿で3着と健闘。明けて3歳となった今年は苦戦が続いていたが、6月に行われた北関東オークストライアルのビューティフルトロフィーで重賞初制覇。北関東オークスでは4着に終わり、その後はJRAとの交流戦を4着、2着してここに臨んでいた。