スマーティージョーンズ、ペンシルヴァニアダービー(米GII)は回避

【Thoroughbred Times】 今年の米国3歳牡馬クラシック二冠馬のSmarty Jonesが、当初予定されていた9月6日のペンシルヴァニアダービー(米GII)を回避することになった。管理するJohn Servis調教師は、最大目標がBCクラシック(米GI)であることに変わりはなく、ステップレースを一叩きするか、もしくはぶっつけで本番に向かう見通しを示している。

 Servis調教師は、現地時間7月27日、今回の回避の要因となったSmarty Jonesの左前脚の外傷について、10月30日にLone Star Park競馬場で行われるBCクラシックに向けて十分な調整が積めるくらいには回復するだろうとの見通しを述べた。体勢が整えば、ステップレースとしてスーパーダービー(米GII)か、ペガサスH(米GIII)を使うことになるとしている。

 Smarty Jonesは、Birdstoneの2着に破れて三冠を逸した6月5日のベルモントS(米GI)以来休養しており、Philadelphia Park競馬場で調整されていた。この間、種牡馬としての権利の50%が現在のオーナーのChapman夫妻からケンタッキー州Midway近郊のThree Chimneys Farmに売却されており、現役引退後はThree Chimneys Farmで供用されることが決まっている。