[愛知]第8回名港盃(D重賞)|優勝:パープルモンク|父:ポリッシュネイビー|生産:静内町・岡田牧場

 単勝4番人気のパープルモンク(牡8歳)[川原正一騎手、井上孝彦厩舎(笠松)]が、道中3番手追走から、逃げた単勝1.6倍と断然の一番人気の昨年のこのレースの勝ち馬イッコーオーを1 1/2馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは2:03:5。

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 さらに1/2馬身差の3着に2002年の秋の鞍2着のトモシロメリー。2番人気の推された父ミホノブルボン産駒メモリープロミスは4着。JRA1000万下からの移籍緒戦となったガリョウテンセイは、3番人気に推されたものの7着。ゴールド争覇4着のタケイチショウリは最下位の12着に終わった。

 勝ったパープルモンクは、父が1999年の中山大障害勝ち馬ゴッドスピードなどを出したポリッシュネイビー、母が1987年の小倉3歳S(GIII)2着馬タマモスマート(母父トレボロ)で、近親に1984年のシンザン記念(GIII)、京都4歳特別(GIII)を勝ったキタヤマザクラがいる血統。北海道・静内町の岡田牧場の生産で、馬主は畑中政雄氏。旧5歳の4月にホッカイドウ競馬の石本義孝厩舎から遅いデビューを果たし、2戦目で初勝利。この年の暮れに今はなき新潟競馬の鈴木敬三厩舎に移籍し、5歳の秋から新潟→船橋で15連勝を達成し、一躍南関東のA2クラスまで出世。今年は金沢競馬を経由して笠松に転入。二走前に園田に遠征して園田フレンドリーカップで2着に入っていたが、今回が8歳にして待望の重賞初制覇となった。