[川崎]第8回スパーキングレディーカップ(統一GIII-南関東G2)|優勝:グラッブユアハート|父:Deputy Commander|生産:米国・Mr. & Mrs. Dreabon C

【Keiba.go.jp 地方競馬情報サイト】 [ホクトベガメモリアル・3歳以上・牝馬限定:川崎・ダート1600m:別定・晴・良]

 単勝3番人気のグラッブユアハート(牝4歳)[安藤勝己騎手、畠山吉宏厩舎(美浦)]が、道中後方待機から4角でジワッと進出し、直線一気の末脚で差し切って優勝した。勝ちタイムは1:41:0。単勝一番人気に推された昨年のこのレースの勝ち馬レマーズガールは、勝ち馬の強襲に屈して3/4馬身差の2着。3着に11番人気のプルザトリガーが4角先頭から粘りこみ、三連単は109,990円の大波乱となった。

 笠松から遠征した昨年の読売レディス杯2着馬バハムートは、ブービーの13番人気ながら、道中最後方から直線一気に追い込んで4着と健闘。関東オークス(統一GIII)勝ち馬トーセンジョウオーは、道中中団から勝負所で捲って出たものの、直線伸びを欠いて5着。

 以下、一昨年のこのレースの勝ち馬ジーナフォンテンは、後方待機から4角で一気に進出したものの、直線失速して7着。昨年のファーストレディ賞勝ち馬アートブライアンは、中団儘の8着。昨年のロジータ記念2着馬ジョウテンセレブは、後方儘の10着。名古屋から遠征してきた園田フレンドリーカップ勝ち馬のキゥイダンスは、先行したものの勝負所で一杯となり12着。昨年の阪神ジュヴェナイルフィリーズ(GI)4着馬で、これが南関東移籍緒戦となったロイヤルセランガーは、好位につけたものの砂を被ってアッサリ失速し、ブービーの13着。東京プリンセス賞勝ち馬のブルーロバリーは、ハナを切ったものの勝負所で一杯となり最下位の14着に沈んだ。

 勝ったグラッブユアハートは、父Deputy Commander、母Kelly Amber(母父Highland Park)の血統のアメリカ産馬で、馬主は吉田和子女史。昨年1月の中山でデビュー勝ちし、夏の新潟で2勝目を挙げて臨んだサラブレッドチャレンジカップ(統一GIII)で3着と健闘。今年は牝馬限定の統一重賞に的を絞って参戦も、TCK女王盃(統一GIII)、エンプレス杯(統一GII)とレマーズガールに連敗し、前走のマリーンカップ(統一GIII)もベルモントビーチ、レマーズガールに次ぐ3着に敗れていた。