[旭川]第29回栄冠賞(D重賞-H2)|優勝:アブソルートダンス|父:エンドスゥイープ|生産:三石町・前川正美牧場
今年最初の2歳重賞栄冠賞は、単勝6番人気の伏兵アブソルートダンス(牝2歳)[宮崎光行騎手、角川秀樹厩舎(北海道)]が優勝した。勝ちタイムは1:01:2。デビューから2連勝で単勝1.4倍と圧倒的な一番人気に推されたモエレフェニックスは1馬身差の2着。アグネスワールド賞2着の父シャンハイ産駒オリオンザヴィアンが3着に入り、三連単は44,350円の大波乱となった。
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以下、取消明けのデビュー戦を3馬身差で快勝し、3番人気に推された父テンビー産駒のテンテンが4着。外厩制の活用で話題のコスモ軍団では、父スピードワールド産駒のコスモレイダースが5着に入ったのが最高。新種牡馬マイネルラヴの産駒で4番人気に推されたコスモディアレストは9着に終わった。
勝ったアブソルートダンスは、父エンドスゥイープ、母ヒドゥンダンス(母父Nureyev)の血統。北海道・三石町の前川正美氏の生産で、馬主は(有)ユートピア牧場。5月12日の牝馬限定の認定競争を快勝したが、前走6月10日のウイナーズチャレンジでモエレフェニックスの9着と大敗し、人気を落としていた。
今回は一転して鮮やかな変わり身。評判馬のモエレフェニックスを完封したのだからそれなりの評価はすべきだろう。ただ小柄な牝馬の上、血統的にもいかにも仕上がり早のタイプだけに、今後の成長となるとどうか。芝はこなしそうだが、距離にも限界がありそうで、活躍の場はある程度限られてくるかもしれない。