[愛国]第139回アイリッシュ・ダービー(愛GI)|優勝:グレイスワロー|父:Daylami

 現地時間6月27日にCurragh競馬場で行われた第139回愛ダービー(愛GI) [カラ・芝10F:10頭立て] は、Grey Swallowが、英・愛ダービー制覇を狙ったNorth Lightを抑えて優勝した。

 鞍上のPat Smullen騎手は、愛ダービー初制覇。Dermot Weld調教師は、1996年にザグレブで制して以来、8年ぶりの愛ダービー2勝目で、アイルランドのクラシックレースは12勝目。これで5年連続して愛ダービーアイルランド調教馬が制したことになる。

 英・愛ダービー連覇を狙ったNorth Lightは1/2馬身差で2着。さらに1 1/2馬身差の3着に、5頭出しを敢行したAidan O'Brien厩舎の1頭で、単勝151倍の人気薄Tycoon。ダンテS(英GII)、英・ダービー(英GI)とNorth Lightの後塵を拝してきたRule Of LawとLet The Lion Roarは、またしても逆転できず、それぞれ4着、5着。英ダービー4着のPercussionistは、最下位の10着に沈んだ。

 Weld調教師は、「我々は常にGrey Swallowのことを信じていた。ただ、距離が持つかについては自信がなかったんだ。しかし、ザグレブで勝ったときに騎乗していたPat Shanahan騎手が2週前に調教で騎乗したときに、彼は距離が持つだろうといってくれたので自信がついた。Pat Smullen騎手は、今日は素晴らしい騎乗をしてくれたね。終始完璧の位置取りで、仕掛けのタイミングも最高だった。Grey Swallowはいつも高い素養を見せていてくれたんだ。英・愛2000ギニーを連敗したけど、(1977年に英2000ギニー(英GI)3着、愛2000ギニー(愛GI)2着と敗れながら、英・愛ダービーを連破した)The Minstrelのように、ダービーで巻き返してくれると思っていたよ。このあとは休みを取って、秋は愛チャンピオンS(愛GI)と凱旋門賞(仏GI)を使うことを考えている。」とコメントしている。

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