4月25日のクイーンエリザベスII世カップ(港GI)は、リヴァーダンサーが優勝

【サンケイスポーツ】 2004年のワールドレーシングシリーズチャンピオンシップ第1戦クイーンエリザベスII世カップ(港GI)が、現地時間4月25日香港のシャティン競馬場で行われ、スコフィールド騎手騎乗の伏兵River Dancer(セ5歳)が優勝した。勝ちタイムは2分01秒40。

 ゴール前は香港勢2頭の一騎打ちとなったが、昨年の香港ダービー勝ち馬でステップレースのチェアマンズトロフィー(港GII)を快勝してここに臨んだElegant Fashionは、昨年に続き惜しい2着。英国からの遠征馬で、八百長疑惑で香港競馬から追放されながらその後ドバイや欧州で評価を高めているStanley Chin騎手が騎乗することで地元でも話題を呼んだ、ドバイシーマクラシック(首GI)3着馬のScott's Viewが3着。

 昨年の香港マイル(港GI)2着馬のBowman’s Crossingは4着。この後は安田記念(GI)を目標にすると伝えられている。また、ドバイデューティーフリー(首GI)を同着で制した南アフリカのRight Approachが5着、ドイツのPaoliniが13着、昨年の香港マイル(港GI)勝ち馬で、香港ダービー(港GI)を勝ってここに臨み一番人気に推されたLucky Ownersが6着と、有力どころが悉く沈む大波乱の結果となった。

 また、同日行われたチェアマンズスプリントプライズ(港GI)は、デビューから無傷の10連勝中で昨年の香港スプリント(港GI)を快勝した香港の英雄Silent Witnessがスタートからスピードの違いで逃げ切り、香港競馬の新記録となる11連勝を達成した。今後はスプリンターズS(GI)参戦も視野に入れているとのことだ。