4月25日の第37回黒百合賞-金沢は、モナクカバキチが優勝―金沢のアラブNo.2の座を確実なものに

【Keiba.go.jp 地方競馬情報サイト】 [スポーツニッポン杯・アラブ:金沢・ダート2000m:別定・晴・やや重]

 単勝1.4倍と圧倒的な1番人気に推されたモナクカバキチ(牡5歳)[吉原寛人騎手、宗綱泰彦厩舎(金沢)]が、先行策から勝負所で早くも先頭に立ち、直線も後続を突き放して優勝した。勝ちタイムは2:13:4。

 この3月に園田から転入し、2戦して2着、4着と好調のケシゴホーエイが後方待機から一気に捲って2番手に上がり、勝ち馬からは4馬身離されたもののそのまま流れ込んで2着。昨年の北國アラブチャンピオン3着馬のグリーンジャンボは、中団から徐々に差を詰めたものの、直線は詰めを欠いて3着。

 以下、園田からの転入3戦目で、今回は名手蔵重浩一郎騎手が手綱を取ったキビノジョージが好位から流れ込んで4着。昨年の中京スポーツ賞勝ち馬ながら、ここ二走不振で人気を落としていたホーエイトップも好位追走からの流れ込みで5着。佐賀からの転入馬で、昨年の九州アラブ王冠賞2着馬のホーエイハンターは後方から捲りを打ったものの直線失速して6着。

 昨年のこのレースの勝ち馬ユーワゴールドは、中団待機も見せ場なく8着に終わり、2番人気に推された昨年の北國アラブチャンピオン2着馬サクセスフレンドは、スタートからハナを切ったものの勝負所で早くも一杯となり、最下位の12着に沈んだ。

 勝ったモナクカバキチは、父ホマレブルショワ、母フジミネエリカ(母父アリラバット)という血統構成。北海道浦河町・横山浩司氏の生産で、馬主は綾目康彦氏。2歳11月に福山でデビュー勝ちし、3歳夏の銀杯で重賞初制覇。明けて4歳となった昨年は、金杯で3着、今年緒戦の福山大賞典で3着など、大崩れはないものの一線級相手ではもうワンパンチ足りない競馬が続いていたが、この4月に金沢に転入。転入緒戦となった前走の特別戦で今回とほぼ同様のメンバーを相手に楽勝していた。

 今回の勝利で、スーパーベルガーに次ぐ金沢のアラブNo.2の座を確実なものにした。今後は同厩のスーパーベルガーとの対決がなるかどうかが焦点となりそうだ。