岩手県「遠野馬の里」でホースセラピーを開始―馬による癒し効果に注目

 【河北新報】 岩手県遠野市松崎町の競走馬調教施設「遠野馬の里」で、乗馬を通して障害者のリハビリなどを目指すホースセラピーが始まる。乗馬は適度な運動や身体への刺激が得られるほか、精神面の治療効果も期待できるといわれている。

 ホースセラピーに取り組むのは、「馬の里」を運営する遠野市畜産振興公社と遠野市。馬の里で飼育されている乗用馬やポニーを活用、馬の里の職員がインストラクターを務める。乗馬療法では、馬や馬車に乗って馬場を周回するほか、馬への餌やり、ブラッシングなどの触れ合いも予定している。

 ホースセラピーは、筋力や平衡感覚の向上、脊髄への適度な刺激、馬の体温による血行促進などの身体的な効果が期待できるほか、馬場の開放的な雰囲気が精神状態の安定にもつながるといわれている。

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