コスモバルク弥生賞(GII)制覇、関係者の喜びの声
【北海道新聞】 コスモバルクが弥生賞(GII)で優勝し、道営ホッカイドウ競馬所属馬として初めて皐月賞(GI)の出走権を獲得したことに、関係者が湧いている。
田部和則調教師と連携して育成を担うビッグレッドファーム明和(北海道日高管内新冠町)では、従業員がレースをテレビで観戦。1着でゴールを突き抜けると「やった」「強いぞ」と歓声と拍手がわき起こったという。
コスモバルクの調教に携わる末松義和さんは、「レース前は落ち着いていたし、よくやってくれた」と喜ぶ一方で、「完ぺきなレース運びではなかった。次は自分のペースで走れるかが鍵」と話した。
中山競馬場で観戦したビッグレッドファームの岡田繁幸総帥は、「道営の代表という認識が全国的に広まっている。ファンの期待に応えたい」と感激した口調で語った。また、道営競馬の北海道厩務員会の黒川智貴会長は「私たちの誇りです」と胸を張った。
次走の皐月賞では、いよいよホッカイドウケイバ所属馬として初のGI制覇に挑む。