軽種馬の遠隔画像診断を含む医療相談ウェブサイトが開設―帯広畜産大学助教授が所長に就任

 http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050824&j=0044&k=200508241757

 インターネット上で馬の病気や健康管理の相談を受け、専門医が適切な対処方法を指導するサイト「ウマ医療センター」(所長・佐々木直樹帯畜大助教授)が、関係者から注目されている。馬産地の日高管内など道内や本州から月三十件ペースで相談が寄せられ、脚を骨折した競走馬の治療法をアドバイスするなど、実績を挙げている。

 これは、軽種馬医療分野にとって、注目すべきベンチャー事業ですね。必ずしも日高管内で獣医が不足しているわけでもなさそうですが*1、馬の治療は骨折などの怪我から消化器・呼吸器系の疾患まで専門化・細分化が進んでいるとのことで、馬の医療で五万件以上の治療診断経験又は千例以上の手術経験がある専門医による指示を早期に受けることができるメリットは小さくないようです。
 特に、関東地方や東北地方など、馬の専門医が不足している地域からの遠隔相談に需要があるとのことです。これは納得。 (文責:ぴ)

帯広畜産大学発の大学インターネットベンチャー「ウマ医療センター」

 http://www.equusequus.co.jp/

*1:よく調べてみると、生産牧場や育成牧場にも、獣医業を兼業されているところが見受けられます。とっさに思い浮かべたのは、なぜか門別町・沖田牧場です。