第5回JBC実施記念『JBCカウントダウントロフィーツアー』―JBCスペシャルトロフィーがあなたの町にやって来る!!

 http://www.keiba.go.jp/topics/2005/0715_1.html

 『JBC』をより多くの方に知ってもらうため、カウントダウン企画として、実施100日前の7月26日(火)より、全国の競馬場で予定されている下記のメインレースをJBCカウントダウンレースとし、JBCの勝利ジョッキーに手渡されるスペシャルトロフィーを持ちまわります。

 これはなかなか面白い企画だと思います。スポーツとして、レースの権威を高めるためには、フラッグやトロフィーなどの象徴に対して憧憬と敬意を向けさせるというのは有効な手立てでしょう。
 JBCはダート・グレード・レースの頂点として位置付けられている競走ですが、歴史が浅いため格式や権威が広く浸透しているとはいい難い面があります。
 歴史が浅い重賞競走が急速に権威を高めるためには、歴代優勝馬の面子を豪華に揃える*1か、そのレースに特有なコンセプトを打ち出す*2のが手っ取り早い方法です。今後は、"Japan Breeding Farmer's Cup"というコンセプトを如何にファンに対して感銘させていくことができるかが、JBC地方競馬のキラー・コンテンツとして育て上げていく上での課題となるでしょう*3。 (文責:ぴ)

JBCカウントダウンツアー100 まずは旭川から!

 http://iko-tihoukeiba.com/index.php?e=435

*1:第1回優勝馬にCigarを擁することができたドバイワールドカップ(首GI)がその好例です。

*2:やはり、ドバイワールドカップ(首GI)が「世界最高賞金額レース」という分かりやすいコンセプトで成功しましたし、有馬記念(GI)も「ファン投票による出走馬選出」という新しいコンセプトを提供して早期定着しました。

*3:どこまで歴代優勝馬を賛美できるか? どこまで感動的な映像・音声・文章を広めることができるか?