[名古屋]第44回中日スポーツ杯駿蹄賞(D重賞)|優勝:ミラージェネス|父:ジェネラス|生産:鵡川町・貞広賢治牧場

 5月5日に行われた名古屋の3歳重賞、駿蹄賞は、単勝3番人気のミラージェネス(牝3歳)[土田龍也騎手、柳江仁厩舎(笠松)]が、スタートからハナを切り、直線後続の追い上げを辛くも振り切って優勝した。勝ちタイムは2:06:0。

 【Keiba.co.jp地方競馬総合サイト】 [3歳限定:名古屋・ダート1900m:馬齢・晴・良]

 スプリングカップ2着の父サクラチトセオー産駒オーナーズチェスは、後方追走から徐々に進出し、直線もよく伸びたもののハナ差及ばずの2着。JRA未勝利から名古屋に転入し、移籍緒戦を快勝してここは単勝1.4倍と圧倒的な一番人気に推されたスコッツデールは、好位を追走したものの直線での叩き合いに敗れてさらにクビ差の3着。

 以下は大きく離され、昨年のライデンリーダー記念5着の父マルブツセカイオー産駒ペアーネオが、先行策からの流れ込みの4着。ゴールドジュニア4着の父パークリージェント産駒オグリガードは、後方ままの最下位9着に終わった。

 勝ったミラージェネスは、父が1991年の英・ダービー(英GI)、愛・ダービー(愛GI)、キング・ジョージ(英GI)を制した名馬ジェネラス、母がキタサンミラー(母父ストラダビンスキー)という血統構成。北海道・鵡川町の貞広賢治氏の生産で、馬主は加藤鈴幸氏。昨年の4月に道営ホッカイドウ競馬の米川伸也厩舎からデビューし、4戦目で初勝利。その後、道営で6戦1勝の成績を残して笠松柳江仁厩舎に移籍し、移籍後2連勝でジュニアクラウンを制覇。さらに、暮れのライデンリーダー記念で重賞2勝目を挙げた。今期は緒戦の園田クイーンセレクションを制し、若草賞2着を挟んで前走の新緑賞を圧勝してここに臨んでいた。