[佐賀]第2回はがくれ大賞典(KG1)|優勝:オペラキッス|父:グランドオペラ|生産:静内町・桑嶋峰雄牧場

 3月27日に行われた佐賀競馬の重賞、はがくれ大賞典は、単勝1.3倍と圧倒的な一番人気に推されたオペラキッス(牡5歳)[北村欣也騎手、山田勇厩舎(佐賀)]が、好位追走から4角で先頭に並び、そのまま抜け出して優勝。昨年に続く連覇を達成した。勝ちタイムは2:12:5。

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 2003年の九州大賞典を2着した父パドスール産駒オートキングが、後方から徐々に追い上げて1馬身差の2着。南関東JRAときて昨秋に佐賀に転入し、今年に入って4戦3勝2着1回と好調なオーミヤボレロが、先行策から流れ込んでの3着。

 以下、昨年のこのレース2着のタイキシリウスが、後方追走から勝負所で追い上げて4着。2003年の九州大賞典の勝ち馬で、昨年暮れの中島記念2着のハクシュカッサイは、中団から徐々に追い上げたものの、直線の伸び一息で5着まで。今年浦和から佐賀に転入してきた2003年の埼玉新聞杯3着馬クラシカルマウントは、後方から差を詰めただけの6着。昨秋に大井から佐賀に移籍し、九州大賞典を制した父ホワイトマズル産駒のオンユアマークは、スタートこそハナを切ったものの、勝負所では早くも一杯となり10着に沈んだ。

 勝ったオペラキッスは、父が1999年のフェブラリーS(GI)などGI3勝の名馬メイセイオペラなど、ダートで活躍馬を多数輩出している名種牡馬グランドオペラで、母がミムズキッス(母父Highland Blade)、近親に1995年の中山記念(GII)3着のエーブアゲインがいるという血統構成。北海道・静内町の桑嶋峰雄氏の生産で、馬主は廣松金次氏。2歳8月に佐賀でデビューし、2戦目で初勝利。3歳時は、九州ダービーこそ病気で出走取り消しとなったものの、荒尾ダービー、九州菊花賞の二冠を制して九州最強の座に。4歳となった昨年は、はがくれ大賞典、吉野ヶ里記念、中島記念を制したほか、佐賀記念(統一GIII)でもクーリンガーの2着と健闘。今期は、緒戦の佐賀記念は4着に終わったものの、続く特別戦を順当に勝ってここに臨んでいた。