黒潮盃勝ち馬キョウエイプライドが放牧から帰厩 次走は京成盃グランドマイラーズへ

 8月4日に大井競馬場で行われた黒潮盃(南関東G2)で念願の重賞初勝利を飾ったキョウエイプライド(牡3歳)[坂本一栄厩舎(大井)]が、10月2日に放牧先から帰厩した。今後は、11月17日に船橋競馬場で行われる京成盃グランドマイラーズ(南関東G3)での復帰を目指して調整されていくとのこと。

 キョウエイプライドは、父アジュディケーティング、母アマノカミ(母父カウンテスアップ)という血統構成。北海道・静内町の大典牧場の生産で、馬主は田中晴夫氏。昨年の6月に大井でデビューし、3戦目のオープンで初勝利。2歳時はハイセイコー記念で4着に入った程度と目立たない存在だったが、今年に入って徐々に力をつけ、準重賞の雲取賞を勝って臨んだ羽田盃トキノコジローの2着。的場文男騎手悲願のダービー制覇が期待された東京ダービーではアジュディミツオーの逃げを捕らえきれずに2着。しかし、ジャパンダートダービー(統一GI)では南関東最先着の3着と健闘し、続く黒潮盃で待望の重賞初制覇を達成している。【ケイシュウ】