コスモバルク、ビッグレッドファームでの最終調整

 セントライト記念(GII)快勝後、北海道のビッグレッドファームで調整されているコスモバルク(牡3歳)[田部和則厩舎(北海道)]が、10月8日、静内町にある真歌トレーニングパークの1500m坂路で、10月24日の菊花賞(GI)に向けての最終調整を行った。今後は、10月14日に栗東トレーニングセンター入りする予定。

 今回の追い切りは、主戦の五十嵐冬樹騎手が駆け付け、初めて追い切りに騎乗した。JRAオープン馬のマイネルジャパン、JRA500万下のマイネルヴェッカーを先行させての追い切り。残り500mから仕掛けられ、最後はムチを入れてのフィニッシュ。ラスト3Fが37.5秒、1Fが12.6秒の好時計をマークした。

 今後は、10月11日に門別競馬場に移動し、10月13日早朝に門別競馬場を出発。長距離輸送を経て10月14日に午前に栗東トレーニングセンター入り。最終追い切りは栗東トレーニングセンターで10月18日に行う。

 陣営からは、「馬の後ろで気持ちよく走れました。」、「前に馬を置く調教をしているし、折り合いを重視したい。」、「道中4〜6番手で3〜4角から一気に捲るような競馬ができれば」というコメントが出ており、早めにハナに立って押し切ったセントライト記念とは異なり、菊花賞では控える競馬で臨む考えのようだ。【日刊スポーツ】