存廃問題に揺れる地方競馬で、存続を目指す動き

 存廃問題に揺れる各地の地方競馬の周辺地域で、存続を求める活動がおこなわれていることが伝えられている。

 記事によると、群馬県では、高崎競馬の関係5団体(群馬県調騎会、群馬県公営競馬馬主協会、群馬県厩務員労働組合群馬県装蹄師会、群馬県競馬獣医師会)が、9月15日に群馬県高崎市及び境町に嘆願書を提出。県庁で嘆願書を手渡した際には、2万人以上の存続を求める署名も添えられた。また、9月22日には、厩舎関係者が街頭で存続を訴える活動を行うと伝えられている。

 宇都宮市では、9月15日、栃木県馬主会、栃木県地方競馬調騎会及び栃木県地方競馬厩務員会などで構成される「宇都宮競馬存続委員会」が、栃木県知事へ来年度の競馬継続開催を陳情。併せて、収益増をはかるための「改善策計画書」も提出した模様。また、競馬開催日の9月17日には、宇都宮競馬場などで競馬継続を訴え署名活動をおこなったとのこと。

 笠松でも、笠松競馬に携わる調教師、騎手、装蹄師及び獣医師などの家族で構成する「笠松競馬・愛馬の会」が、廃止に向けての中間報告が岐阜県から出された翌日の9月14日から、笠松競馬場で署名活動などを行い存続を訴えたという。来場したファン1000人以上の署名が集まっており、今後も続けて署名活動をおこなうと伝えられている。【Keiba.co.jp地方競馬総合サイト】