ファシグティプトン・ケンタッキーセール初日、新種牡馬ポイントギヴン産駒が最高価格

【The Blood-Horse】 現地時間7月19日に行われた、Fasig-Tipton社のケンタッキー・サマー・イヤリングセールの初日で、2001年の米エクリプス賞年度代表馬Point Givenの初年度産駒が、当日の最高価格の$475,000で取引された。購入したのはPoint Givenを管理していたBob Baffert調教師。

 同馬は、Lord at War牝馬のPretty Eyesを母に持つ牡馬。2003年のキーンランド・ノベンバーセールで、$130,000で購買されていた。Baffert調教師は、この牡馬のオーナーが誰になるかについては明言を避けている。

 Baffert調教師は、「私は種牡馬としてのPoint Givenをサポートしなければならない。Point Givenは、私がこれまで管理した馬の中でもベストホースの1頭だ。今回購入した牡馬は、Point Givenにとてもよく似ている。あとは、能力もPoint Givenと同じようだといいね。」とコメントしている。

 コンサイナーのGainesway FarmのMichael Hernon氏は、「マーケットは新種牡馬に敏感に反応していますね。Point Givenは競走馬として一流でしたが、種牡馬としても高い素質を持っています。前途洋々ですよ。」とコメントしている。

 Fasig-Tipton社の発表によると、初日の成績は総売上が前年比19%増の$16,744,000、平均価格が7%増の$99,077、中間価格が31%増の$80,000となっている。売却頭数は169頭で、主取りとなったのは56頭。主取り率は23.8%で、前年の30%に比べて改善されている。

 Fasig-Tipton社のWalt Robertson氏は、「全体的に強い市場でしたね。昨年に比べて、多くの調教師が来場してくれました。」とコメントしている。


 参考:ファシグティプトン・ケンタッキー・サマー・イヤリングセール結果一覧