公営船橋競馬の函館喜弘調教師が馬に蹴られて死亡―調教中に不慮の事故

 【日刊スポーツ】 南関東船橋競馬場所属の函館喜弘調教師が、6月7日午後、同競馬場の午後運動中に競走馬に蹴られて亡くなった。享年64歳。

 函館調教師は、担当厩務員とデビューを控えた2歳馬の引き運動を行っていたが、突然馬が暴れ出したため、これを制止しようとして胸部を強く蹴られたようだ。すぐに船橋市立医療センターに搬送されたが、残念ながら午後2時38分に死亡が確認された。死因は外傷性心破裂とのこと。

 函館調教師は、第1回の日本ダービーをワカタカで制した函館孫作騎手の孫にあたる名門出身。1974年に厩舎を開業し、通算成績は3411戦431勝だった。主な管理馬に2000年の浦和・ゴールドカップを制したレインボーリバティーなどがいる。

 ご冥福をお祈りいたします。